NextFTP4オンラインマニュアル

コマンドライン

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解説

コマンドラインオプションをつけて起動することで、ダイレクトにホストに接続したり、ファイルをダウンロード、ホームページを転送することができます。

コマンドライン説明

NEXTFTP.EXE <URL> [オプション]

URLには、ホストアドレス、フォルダ名、ダウンロードするファイル名を指定します。URLにユーザー名、パスワード、ポート番号、転送モードを含めることもできます。

 ftp://username:password@hostname:port/〜;type=[a|i]

コマンドラインは手動では作成せず、なるべく、接続用のホストを作成して、ホストに接続ダイアログよりショートカットを作成して、必要に応じて-quitオプションなどを追加されることをおすすめします。

NextFTPでショートカットを作成すると、URLが「%Host」や「$Host」で始まるものになることがあります。このときも、下記のオプションを後ろに追加して記述できます。その場合、ここで指定したオプションがホストの設定に優先されます。

ショートカットを作成して、ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップすれば、ファイル・フォルダを直接アップロードすることもできます。

オプションには、次のものが指定できます。

-anonymous

anonymousでログインします。パスワードはメールアドレスが入力されます。

-user=<ユーザー名>

ユーザー名を指定します。

-pass=<パスワード>

パスワードを指定します。

ユーザー名、パスワードが無指定のときは、接続時に問い合わせます。簡易接続でユーザー名、パスワードを入力しないように設定してあるときは、anonymousでログインします。

-text, -ascii

テキストモードで転送します。

-binary

バイナリモードで転送します。

-auto

ファイルの拡張子によってテキストモードかバイナリモードかを自動的に判定します。

-typeb, -typeb1

転送モードをTYPE B、TYPE B 1に設定します。

転送モードが無指定のときはデフォルトの転送モードになります。

-ipv4, -ipv6    

インターネットプロトコルを指定します。無指定のときは自動判定になり、IPv4が優先されます。

-hostcode=<区分>    

ホストで使用する漢字コードを指定します。区分には、SJIS、JIS、EUC、UTF8、UTF8N、NO(無変換)が指定できます。

-localcode=<区分>    

ローカルで使用する漢字コードを指定します。区分には、SJIS、JIS、EUC、UTF8、UTF8N、UNICODE、UNICODEBE、NO(無変換)が指定できます。

-listcode=<区分>    

ホストのファイルリストで使用する漢字コードを指定します。区分には、SJIS、EUC、UTF8が指定できます。

漢字コードが無指定のときは、デフォルトの漢字コードになります。

-hostkaigyo=<区分>

ホストで使用する改行コードを指定します。区分には、AUTO(自動)、CRLF、CR、LFが指定できます。無指定の時は、自動になり、ホスト側で改行コードを変換します。

-dir=<フォルダ名>    

ホストの開始フォルダ名、ダウンロードするファイル名を指定します。先の<URL>にも書かれていた場合は、こちらが優先されます。

-local=<フォルダ名>    

ローカルの開始フォルダ名を指定します。無指定のときは、接続時に問い合わせます。    

-port=<ポート番号>   

接続するポート番号を、0〜65535の範囲で指定します。無指定は、21です。

-ssl=<区分>

SSLで暗号化して接続する場合に指定します。区分には、IMPLICIT、EXPLICITSSL、EXPLICITTLS、EXPLICITTLSC、
EXPLICITTLSPが指定できます。無指定は暗号化しません。

-firewall=[ON|OFF]    

ファイアーウォールを使用して接続するかどうかを指定します。無指定は、ONです。

-pasv=[ON|OFF]   

PASVモードを使用するかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。

-timedef=[時差|GMT]   

ホストとローカルとの時差を、-1440〜1440の範囲で、分単位で指定します。ホストの方がローカルより時刻が遅れているときはマイナス、ホストの方がローカルより進んでいるときはプラスになります。無指定は、切断時の設定です。

-retry=<再接続回数>

ホストに接続できなかったときの再接続(リトライ)回数を、0〜999の範囲で指定します。無指定は、デフォルトの再接続回数になります。

-delay=<再接続待ち時間>

ホストに接続できなかったときの再接続(リトライ)待ち時間を、0〜999の範囲で指定します。単位は秒。無指定は、デフォルトの再接続待ち時間になります。

-listcmd=<コマンド>

ファイルリスト取得コマンドを指定します。コマンドには、LIST、NLST、NLSTLA、NLSTLAL、MLSD、LISTLA、LISTLAL、NO(取得しない)を指定できます。無指定は、切断時の設定です。

-cache=[0|1|2]    

ファイルリストのキャッシュを使用するかどうかを数値で(0:使用しない、1:使用する、2:セッション間)指定します。無指定は、1(使用する)です。

-doujicd=[ON|OFF]    

フォルダ同時変更を行うかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。

-komoji=[ON|OFF]    

小文字のファイル名でアップロードするかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。詳細は拡張オプションで設定します。

-timestamp=[ON|OFF]    

ダウンロードしたファイルのタイムスタンプをローカル側でも復元するかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。

-notimeout=[ON|OFF]    

タイムアウトで切断されてしまうのを防ぐかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。詳細は拡張オプションで設定します。

-bandlimit=[ON|OFF]    

帯域制限機能を有効にするかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。

-autopermission=[ON|OFF]    

パーミッションの自動変更機能を有効にするかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。

-initcmd="command"    

ホストへの接続直後に送信するコマンドを指定します。セミコロン「;」で区切ることで複数のコマンドを送信できます。ファイル転送を伴うコマンドは指定できません。

-log=[ON|OFF]    

ログをファイルに保存するかどうかを指定します。無指定は、切断時の設定です。詳細は拡張オプションで設定します。

-download=<ファイル名>    

ホストへの接続完了後、ファイルやフォルダをダウンロードします。ファイル名にはワイルドカードを含めたり、セミコロン「;」で区切ることで複数のファイルをダウンロードすることができます。

-upload=<ファイル名>    

ホストへの接続完了後、ファイルやフォルダをアップロードします。ファイル名にはワイルドカードを含めたり、セミコロン「;」で区切ることで複数のファイルをアップロードすることができます。

-homepage    

ホストへの接続完了後、ホームページ転送を実行します。

-minimize    

最小化状態で起動します。

-quit   

-download, -upload, -homepageオプションと同時に指定し、転送が完了後、プログラムを自動的に終了します。転送に失敗したときは終了しません。同時に-nokakunin, -nosoundオプションを指定できます。

-quit2   

-quitオプションと同じですが、こちらは、転送が失敗したときでも終了します。

-nokakunin   

-quit, -quit2オプションと同時に指定することで、確認メッセージを一切表示しないようにすることができます。

-nosound   

-quit, -quit2オプションと同時に指定することで、サウンドを鳴らさないようにすることができます。

NEXTFTP.EXE ftp://abc.com/pub/ -anonymous -auto
NEXTFTP.EXE ftp://aaa.or.jp/pub/soft/abc/lzh -user=yamada -pass=secret -auto -local=C:\download
NEXTFTP.EXE ftp://yamada:secret@aaa.or.jp:21/pub/abc.lzh -local=C:\download
NEXTFTP.EXE $Host13 -homepage -quit -nokakunin
NEXTFTP.EXE $Host10 -local="C:\My Documents" -upload="*.txt;abc.doc;"


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