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第24部 裏技 |
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現在、ネットサーフィンなどの日常利用には、ケーブルテレビインターネットの8Mプランを利用しているが、非常に快適で満足している。30Mプランもあるが、今のところ8Mで十分で、不満はない。
しかし、ブロードバンドユーザーが増えてくるにつれ、自宅サーバの上り速度(768Kbps)の遅さが気になるようになってくる。自分でアクセスしてみても遅く感じてしまう。アナログモデムやISDNなどのナローバンドでのアクセスであれば、この速度で十分なのだが、近年のブロードバンド化は著しく、通信技術の進歩に追いつくための早急な対策が必要となってきた。
そんな中、妻の実家がBフレッツのサービス提供エリアに入ったようで、NTTマーケティングアクトのセールスマンが頻繁に営業に来るようになった。我が家でBフレッツができるようになるまでには、何年も待たなければいけないので、いっそのこと、裏技として、妻の実家にBフレッツを引いてサーバーを置くことは出来ないものか。
妻の実家にBフレッツを引いてサーバーを置く場合、自宅用とサーバー用の2回線を引くことになるが、既に現在、サーバ用のADSLと、日常利用用のケーブルテレビとの2回線を引いているので、結局は同じ事である。
費用については、ADSLからBフレッツに乗り換えることになるが、現在使用しているADSLはフィレッツADSL8Mのタイプ2で、月額料金4275円(マイラインプラスセット割引適用済)+モデムレンタル料440円の計4715円に対し、Bフレッツファミリー100タイプの場合、月額料金4300円+屋内配線利用料200円+ONUレンタル料900円の計5400円で、685円しか違わない。初期費用も、通常は2万7100円かかる工事費も無料キャンペーン中で、契約料の800円だけで済む。(価格はすべて税抜き)
4月から継続利用割引も始まった。我が家には当分の間Bフレッツは来そうにもないし、Bフレッツであれば当分の間は乗り換えの必要もない思われるので、2年間の利用を約束すれば10%割引となる、あっと割引にも申し込もうと思う。
また、速度が100倍以上になることで、メインページを置いているレンタルサーバも不要になるし、Bフレッツへの移行にあわせてプロバイダを変更することで、月額料金は今よりかなり安くなるはずだ。プロバイダは、Bフレッツで固定IPアドレスが追加料金なしで利用できる、ASAHIネットに変更することにする。
問題となるのは、サーバーへのLANからのアクセスや、管理方法についてであるが、VPNソフトのSoftEtherで仮想LANを構築して、リモートコントロールソフトでサーバーの遠隔操作を使うことで解決できそうである。
2004年4月下旬、Bフレッツの申し込みを行った。
Bフレッツの工事日は、5月17日に決まった。工事日の前日、最寄りの電柱まで光ケーブルを引く事前工事が行われ、17日の午後から引き込み工事が行われた。
ADSLやケーブルテレビの時は1人、OCNエコノミーの時は2人だったが、今回は電柱担当が1人、引き込み担当が1人、警備担当が1人の合計3人で、なかなか本格的な工事である。数時間で工事は終了、フレッツスクエアでのスピードは80Mbpsを越えていた。
翌18日、サーバーを自宅から妻の実家まで車で運んで、サーバーの移設が完了した。回線の上り速度は768Kbpsから100Mbpsと100倍以上になり、レンタルサーバに置いてあったホームページも移動し、サクサク快適に表示できる。これで当分の間は大丈夫だろう。
あとは、自宅にBフレッツが来るのを、気長に待とうと思う。
Bフレッツ導入前後の費用比較 (税抜) Before After 備考 サーバー用
プロバイダWAKWAK
ADSLアドレスプラスASAHIネット
Bフレッツコース- 月額料金 3,000円 1,400円 固定IP×1- 回線 フレッツADSL
8M(タイプ2)Bフレッツ
ファミリー100- 上り速度 768Kbps 100Mbps ADSLはリンク速度 下り速度 368Kbps 100Mbps ADSLはリンク速度 月額料金 4,060円 3,870円 各種割引適用 適用割引 マイラインプラス割引10%
ずっと割引5%あっと割引10% - 付加料金 440円 1,100円 モデムレンタル料等 日常利用
プロバイダ伊賀上野ケーブルテレビ
プレミアムコース- 上り速度 512Kbps - 下り速度 8Mbps - 月額料金 4,200円 4,980円から値下げ レンタルサーバ WebARENA − - 月額料金 3,200円 − 3,500円から値下げ 合計月額 14,900円 10,570円 △4,330円